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できない要因は?誰の責任?その1

社労士の仕事をしていると、社員さんの残業問題の相談をよく受ける。仕事のスピードが遅い社員さんに残業代を支払うことに納得できないと感じている経営者も多いのではなかろうか。つい先日もこの手の相談を受けたのであった。
「先生、うちの社員にAちゅうとがおるとですよ。このAがですね仕事が遅くて困っとうとですよ。それでですよ、就業時間内に仕事が終わらんもんやから残業ですよ、残業!もう殆ど毎日残業しようとですよ。終わらんやったら時間外になっても終わらせて帰るとはいいとですけどね、こっちは残業代ば払わないかんでしょうが!たまらんとですよ。それでですね、同じような仕事ばしよるBちゅうとがおりますもん。このBはですね仕事はきちーとできるけんですね終業時間にはもう仕事は片付いて定時には帰りようですもんね。せやから残業代も出てこんとですよ。」
「社長、この手の相談は監督署によせられる相談でも多いようですね。多くの社長さんの人事戦略上の悩みとでも言いましょうか・・・」
「そうでうよ先生、そでれですね問題は残業代です。おかしいと思いませんか、仕事をきちーとするBよりも仕事ができんAの方が年収が多くなるとですよ。私は納得いきません。Aに残業代は払う必要はないと思うとですよ」
ヒートアップしてきた社長は、ここで一旦話を止めて私の考えをうかがっている様子である。確かに社長の考え方も完全否定できるものではない。私も、従業員を抱える同じ立場であるため十分理解できるのである。

つづく
労働基準監督署に聞きにくいことや、みなさまの労務関係のさまざまなお悩みや相談に丁寧にご回答致します。電話で話しにくい内容でもメールだと大丈夫。24時間いつでもOK。

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