派遣?出向? その2
「給与はうちが払いますよ。うちの社員ですけんね。それがなんか問題でもあるとですか」
やはり分かっていない。こういうことがあるから電話ではアドバイスができないのである。
「社長、よく整理しながら私の話を聞いてくださいよ。社長が言う出向とは先方に○○さんを出向かせて、先方の指示で業務をするとでしょ。ということはですよ、業務の指示と給与の支払う会社が異なることになりますよね。」
「そうそうそう、そげんなりますね」
ここまで理解できていることを確認すると私は話を続けた。
「結論からいいますと、このケースは出向やなくて派遣になりますよ。給与を先方が○○さんに直接支払えば出向になりますけどね。派遣ってなると労働者派遣法が適用されますから厚生労働省へ届けて許可をもらわんといかんようになりますよ」
「え~、そりゃしゃぁしかですね。もっと簡単にいかんですかね。じぁ先方から直接給与を支払うように言っときますよ。それで問題はなかでしょう」
労働者派遣の場合には許可後も数年ごとに更新をしなければならないため、業として実施している以外は避けたいものである。
「いや~それでもちょっと厄介なことがありますよ。毎月給与から社会保険料と雇用保険料を天引きしようですよね。これが煩雑になるとですよ。今回の出向期間はどのくらいですか」
「1年間ですけど、それがなんか関係するとですか」
つづく
2006-10-27 23:16:00 [ 社労士の日常 ]


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