派遣?出向?その4
「はぁ~、出向もややこしかですねぇ。先方ともしっかり打ち合わせばしとかんといかんですね」
「電話では話ができないといった私の意味が分かったでしょ」
「こりゃ~電話じゃ分からんですね。相談して助かりましたよ。有難うございました」
そう言って社長は頭を下げられた。
「社長、もう一個あるとですけど・・・」
「え~っ、まだあるとですか。なんですかそりゃ」
最後に、トラブルが生じないようにするために出向に関する規程と就業規則の作成と修正を早急にすることを提案してこの会社をあとにした。
<今回のポイント>
労働基準法では就業規則には出向に関するものを記載しなければならいといったものはありません。しかし、終身雇用の崩壊やITの普及に伴って、昔と違った様々な就業形態が存在するようになり、これによるトラブルの種類も多くなってきているもの事実です。出向が増えていく可能性があるのであれば、会社の方針として従業員に納得してもらう必要がでてきます。その方法としては口頭ではなく書面で行うべきでしょう。就業規則に出向に関する事項を入れるか、別規程を作成して周知させておいた方が良いと思います。就業規則や各規程は労使間でトラブルが生じないようにするため経営側と従業員側の約束を明確にしたものと考えてください。
2006-11-04 2319ʬ00 [ 社労士の日常 ]


コメント