補助金と助成金 その1
補助金と助成金の違いが分るであろうか。社労士は厚生労働省の助成金申請も守備範囲であるためよくし質問されることがある。
「先生、なんかないですか?」
「なんかって何のことですか?」
「うちの会社が貰えるもんですよ。ほらあるでしょ!助成金とか補助金とか」
「社長、助成金ですか?補助金ですか?どちらを考えていますか」
「はぁ?助成金と補助金っちゃおんなしでしょうもん」
「違いますよ、全然違いますよ!返金しなくてもいいという点は同じですが、獲得の仕方や作戦は全く違いますから・・・」
助成金と補助金は全く違うものと考えるべきである。資金の出所も異なるし、受給の要件も正反対である。このことをしっかり理解して獲得のプランを立てないと受給は難しくなるといえよう。
「先生、一体何がどう違うとですか。教えてください」
「分かりました。それでは分かりやすく説明しますね。助成金と補助金の一番の違いは結果に対して出るのか、それともこれから実施することに対して出るのかということですよ」
「はぁ・・・」
漠然とした内容から入ったせいか、全く理解不能のようである。
「あっ、申し訳ございません。もう少し具体的に説明しますね。人の採用に対して支給されるものがあるじゃないですか」
「はいはい、うちも一回だけもらったことがありますよ」
「これは助成金です。助成金というのは、ある条件や要件があり、それらをクリアすれば支給されるものです。ですから、同じ要件等をクリアして申請さえすれば原則として全ての企業に支給されます。しかし・・・・この要件や条件がクセモノなんですよ。アメとムチとでも言いましょうかぁ・・・」
「アメとムチですか?どんな意味ですか」


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